占いコラム 24

惑星の品位の優先順位

『惑星の品位』は惑星の力量を知る重要な手がかり

インド占星術においては、惑星の品位は、惑星の力量を測る上でとても重視されています。惑星は、高揚の星座に位置するときに最大限の力を発揮し、それに次いで、ムーラトリコーナ、定座、友好、中立、敵対、減衰の順になります。

※西洋占星術にも惑星の品位の原則がありますが、トロピカル星座帯を使用する一般の西洋占星術では重視されていないのが実情です。

※『惑星の品位』は、高揚している惑星はすべてにおいて良く、減衰している惑星はすべてにおいて悪いわけではない点に注意が必要です。特に、ニーチャ・バンガ・ラージャ・ヨーガなど形成するヨーガによっては最終的に良い働きをすることがあります。

品位 高揚 ムーラトリコーナ 定座 友好 中立 敵対 減衰
強さの順位

『惑星の品位』は分割図に対しても適用する 

惑星の品位は、ラーシだけでなく、ナヴァーンシャを含めて16種類の分割図についても考慮します。その中でも、ナヴァーンシャは特に重要です。

例えば、ラーシにおいて高揚している惑星が、ナヴァーンシャにおいて、減衰していることもあれば高揚していることもあります。また、ラーシにおいて減衰している惑星が、ナヴァーンシャにおいて、高揚していることもあれば減衰していることもあります。それぞれのケース毎に惑星の発揮する力量は異なってきます。

一例として、以下のマザー・テレサのホロスコープでは、水星は、ラーシでは乙女座で高揚していますが、ナヴァーンシャでは魚座で減衰しています。

※高揚した水星は論理的になる傾向がありますが、減衰した水星は霊性やインスピレーションに優れる傾向があります。マザーテレサの水星は、ラーシで高揚しているため論理的で合理的なな思考ができますが、ナヴァーンシャで減衰しているため、過度に論理にこだわることなく霊性にも恵まれます。その結果、彼女の水星はバランスがとれていると考えられます。

土星 ラーフ
マザー・テレサのラーシ 金星
太陽
火星
ASC ケートゥ 水星
木星
水星 ASC

マザー・テレサの
ナヴァーンシャ
太陽
木星
ケートゥ
ラーフ 土星R
金星 火星