|
占いコラム31 【
惑星の在住 】
楠 正晴
1室の在住星
惑星は、在住するハウスに対して大きな影響をおよぼします。
たとえば、身体を表す1室に惑星が在住するとき、在住星は、その人の身体に大きな影響をおよぼします。もし、拡大傾向がある木星が1室に在住する場合、太っていたり身長が高かったりして、身体が大きくなる傾向があります。逆に、縮小傾向がある土星が1室に在住する場合は、身長が低いか、身長が高くても痩せている傾向があります。また、美を表す金星や月が1室に在住する場合は、色白になり、容姿に優れる傾向があります。火の性質を持つ火星や太陽が1室に在住する場合、熱を持つ結果、アーユルヴェーダで言うところのピッタ体質となり、皮膚の色は浅黒くなり、男性なら頭が禿げる傾向があります。中性的で若々しい性質をもつ水星が1室に在住する場合、その人は、ほっそりとして若々しくなる傾向があります。異文化・外国人を表すラーフやケートゥが1室に在住するときは、日本人離れした(ホロスコープの持ち主が日本人の場合)容姿をしている傾向があります。
※上記の内容は、一般的な傾向です。実際の判断では、1室の在住星の他、1室の星座、1室の支配星の在住星座、1室やその支配星にアスペクトする惑星など、複合的な影響を考慮する必要があります。
※1室に在住する惑星は、身体だけではなく、性格や全体的な特徴など、1室のいろんなテーマに影響を与えます。
| 12室 |
1室
木星 |
2室 |
3室 |
| 11室 |
アセンダントが
牡羊座のとき |
4室 |
| 10室 |
5室 |
| 9室 |
8室 |
7室 |
6室 |
2室の在住星
1室に惑星が在住する場合と同様に、2室の在住星は、その人の収入・家族・言葉に大きな影響を与えます。
たとえば、野心的な性質を持つ火星が2室に在住する場合は、収入のためには手段を選ばない傾向があります。しかし、多くの収入を得ることができるかどうかは、その他の条件により異なります。また、火星が2室に在住する場合、言葉が悪くなり、嘘も多くなる傾向があります。
下のJ.W.ブッシュUSA大統領のラーシでは、2室に火星が在住しています。彼は、大統領選挙のとき、土星/火星のダシャーを経験していました。そのため、ちょうどその選挙の直前、彼は、失言問題によって評判を落としました。しかし、火星は、生来的には凶星ですが、アセンダントが蟹座にあり、火星が、5室と10室を支配するため、機能的には大吉星(ラージャヨーガ・カーラカ)です。そのため、2室の火星は、結果として、彼に大統領選挙の当選をもたらしました。
| |
|
ラーフ |
太陽 |
| |
J.W.ブッシュ
USA大統領の
ラーシ |
土星
ASC
水星
金星 |
| |
火星 |
| |
ケートゥ |
|
月
木星 |
各ハウスの在住星
1室や2室の在住星と同様、その他のハウスの在住星も、それぞれ在住しているハウスに影響をおよぼします。
たとえば、3室の在住星は努力・勇気・弟妹、4室の在住星は土地・乗り物・母親、5室の在住星は子供・学習・思考、6室の在住星は病気・争い・労働、7室の在住星は配偶者・結婚・対人関係、8室の在住星は寿命・精神的苦悩・遺産、9室の在住星は幸運・宗教・父親、10室の在住星は行為・職業・名誉、11室の在住星は願望・利益・兄姉、12室の在住星は隠遁・霊性・現世からの隔離などについて、それぞれ影響を与えます。ハウスの象意については、占いコラム13『ハウスの象意』をご参照ください。
※上記の象意はごく一部です。
※複数の惑星が1つのハウスに同居する場合、同居している惑星の象意が互いに影響しあいます。

←前の記事へ 次の記事へ→ 占いコラム アストロナインの占星術トップ
|