【 1.ロケーショナル占星術への導入 】
出生図や他のラディックス図と、トランジット、プログレッション、惑星リターン、および、その他の予言技法を併用することにより、出来事の起きるタイミングを知ることができます。
そして、ロケーショナル占星術により、「その出来事が起きそうな場所はどこか?」を知ることができます。
古代においては、国の運命を決定するために、マンデーン占星術(社会占星術)のなかで、ロケーションの技法が使用されてきました。
たとえば、キリストの生誕を示す「東の星」は、3人の賢者を導くアストロ・ローカリティー・マップ(天体地図)の標識として使用されていました。とはいえ、個人向けの占星術におけるロケーショナル技法は、最近になってようやく開発されはじめた段階です。
現代における出生図解釈の基礎は、ほとんどの人々が家の近くにとどまっていた、古代に生じたものです。
ところが、今日、多くの人々は、出生地からはるかに離れた場所にまで旅行するようになりました。そして、海外休暇、仕事のための旅行、転居などは、今では、ごくありふれたことになっています。特に、裕福な国の人々については、それがいえるでしょう。
その結果、占星家たちは、一時的であるにせよ、そうでないにせよ、出生地以外の場所に人々が移動するとき何が起きるかについて調べるようになりました。
そして、新しい転居先に対応するように出生図を修正するべきか否かという疑問が持ち上がり、新しい別の理論が生まれたのです。
ソーラーマップスでは、占星家が、個人と社会の両方について、ロケーショナル占星術のあらゆる方法を試すことができるようにいろんなツールを提供しています。

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1.ロケーショナル占星術への導入 2.チャートをリロケートさせる 3.天体地図作成とアストロ・カート・グラフィー 4.パラン・ライン 5.トランジット、プログレッション、サイクロ・カート・グラフィー 6.ローカル・スペース占星術 7.ジオデティック図 :
地球に星座帯を投影する 8.イクリプス・パス(食の通り道) 9.参考書籍

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