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占いコラム15 【
ターシャリー・プログレッション 】
楠 正晴
日常的な事柄を占うには適さないセカンダリー・プログレッション
セカンダリー・プログレッション(1日1年法)では、惑星の動きが遅いため、数ヶ月間、あるいは、数年間といった短期間では、惑星の位置がほとんど変化しません。特に、木星・土星・天王星・海王星・冥王星など、もともと動きの遅い惑星の場合、セカンダリー・プログレッションでは、出生図の位置から、ほとんど動かないことになります。そのため、セカンダリー・プログレッションは、人生の大きな流れを占うのには適していますが、変化の多い日常的な事柄を占うには適していないのです。


ターシャリー・プログレッション
動きの遅いセカンダリー・プログレッションと比較して、ターシャリー・プログレッションは、動きが速いため、変化の多い日常的な事柄を占うのに適しています。このプログレッション法では、1日の惑星の動きと、月が天空を1周する約27.321661日とを対応させています。すなわち、約13.368538日の間の惑星の動きを人生の1年に対応させているのです。
したがって、ターシャリー・プログレッションは、セカンダリー・プログレッションと比べて約13.37倍も速く惑星が動くことになるため、動きの少ないセカンダリー・プログレッションでは不可能だった、日常的な事柄を占うことができるのです。
ところが、ターシャリー・プログレッションは、その実用性の高さにも関わらず、今のところ、これを紹介する書籍がほとんど存在していないため、その使用方法や効果についてあまり認知されていないのが実情です。

ターシャリー・プログレッションの使用方法
ターシャリー・プログレッションの使用方法は、より細かく変化する状況や日常的な事柄を占うのに適しているということ以外は、ほとんどセカンダリー・プログレッションと同じです。つまり、進行図と出生図との間にできる惑星・感受点のアスペクトを分析したり、進行図中の惑星・感受点同士のアスペクトを分析したりします。
それから、惑星のステーション(留)にも注意します。進行図中の惑星がステーションしている場合、その惑星の力が大きく発揮され、人生での重大な変化が起きることが多いからです。特に、ステーションの惑星がアスペクトを形成するときには、そのアスペクトがとても重要になります。
※ステーション(留)とは、惑星が、順行から逆行に転じるとき、あるいは、逆行から順行に転じるときに、動きが止まるか、非常に遅くなる状態をさします。惑星は、動きが早くなるとき影響力が弱くなり、遅くなるとき影響力が強くなります。
※マンデーン占星術(社会占星術)において、トランジットの惑星が、逆行から順行に転じたり、順行から逆行に転じるときには、その惑星の象意に関連して、何らかの出来事が起きやすい時期となりますが、これも、ステーション(留)の近辺で惑星の動きが遅くなって影響力を増すからです。これと同じ原理が、個人のセカンダリー・プログレッションやターシャリー・プログレッションでも起きるのです。

出生時刻の修正にも便利なターシャリー・プログレッション
ターシャリー・プログレッションを使用すれば、未来予測をするときに、セカンダリー・プログレッション以上に細かくタイミングを計ることができ、出生時刻の修正を行うとき、微調整をするために、とても役に立ちます。
※ターシャリー・プログレッション、および、他のプログレッションは、西洋占星術ソフト『ソーラーファイヤー』を使用して計算できます。また、各種プログレッションにおけるステーション(留)の時期をリストアップすることも可能です。

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