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5.トランジット、プログレッション、サイクロ・カート・グラフィー

マップ(地図)の上には、通常の出生図における惑星ライン以外にも、出生図に対する、トランジットやプログレッションの惑星ラインも表示できます。これらのチャートは、時間によって変化する動的なチャートです。そのため、時間の経過とともに、惑星ラインが変化していく様子を観察することによって、予言のための道具として、この技法を使用できます。
プログレッションやトランジットのラインを表示するとき、出生図の位置から、どのくらい惑星が移動したかを見るためには、出生図のもともとのチャート・アングル(アセンダント、ディセンダント、MC、IC)を残しておく必要があります。
これは、出生図の周りにプログレッション図やトランジット図を配置し、出生図のアセンダントやMCに関連したハウスカスプを固定させる“biwheel”(二重円)の概念に似ています。
例として、太陽のトランジットを考えてみましょう。これは、1日に約1度、移動します。そのため、太陽は、出生図における位置をもとにすると、約6ヵ月後に、世界中を半周し、約1年後に、出生図の位置に戻ってくることになります。
ところが、セカンダリー・プログレッションの太陽は、1年に、たったの1度くらいしか移動しないため、その出生図の位置をもとにすると、30年後でも、わずか30度しか移動しません。
ソーラーマップスでは、特定の日付における、トランジット、セカンダリー・プログレッション、あるいは、ターシャリー・プログレッションなどのチャートを作成できます。
故ジム・ルイスによって開発され、登録された、“Cyclo*Carto*GraphyR”(サイクロ・カート・グラフィー)の方法においては、トランジット、および、セカンダリー・プログレッションの惑星を複合的に使用します。
そこでは、特定の日付における、トランジットの外惑星(木星、土星、天王星、海王星、冥王星)と、プログレッションの内惑星(太陽、月、水星、金星、火星)を併用します。
ソーラーマップスには、この特定の技法は含まれていませんが、そのかわりに、トランジットとセカンダリー・プログレッションの両方について、全惑星のセットを別々に見ることができます。
これによって、動きの速いトランジット惑星や動きの遅いプログレッション惑星も無視せず、さらに、サイクロ・カート・グラフィーと同じ情報も受け取ることができるのです。
(例): 1939年9月1日、ポーランドに侵攻時のアドルフ・ヒトラーのトランジット・マップを見てみましょう。
ソーラーマップスでは、まずヒトラーの出生図(1889年4月20日、5:37:52PM UT+0:00, Braunau am Inn, 48N15 13E02)を開くか、あるいは、作成し、次に、1939年9月1日の“Subsidiary Chart…”(従属チャート)で、“Transits”(トランジット)オプションを選択することによって、これを実行できます。以下に、ヨーロッパ地域におけるトランジットの惑星/アングルのラインが示されています。

特に注目すべきは、ヒトラーの母国である、ドイツの上を越えて、トランジットの冥王星が、彼の出生図のMCに、コンジャンクトしていることです。これは、ドイツにおいて、当時、彼の権力が全盛を極めていたことを示しています。
また、ポーランドの上を越えて、トランジットの土星が、彼のディセンダントに、コンジャンクトしていることは、彼の、その領域に対する、緊張した関係を示しています。
それから、ポーランドの上を越えて、月のノース・ノードが、彼のアセンダントに、コンジャンクト(サウス・ノードは、彼のディセンダントとコンジャンクト)していることは、過去における問題の結果として、両国関係が終了する可能性を示しています。
さらに興味をそそる事実は、同じ日付における、彼のターシャリー・プログレッションにおいて、彼のアセンダントの上に位置している、プログレッションの天王星が、ポーランドの上を、真っすぐに通過していることです。これは、突然で予期できない行動(この場合、突然の軍事的侵略)を示しています。

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