|
占いコラム10 【
インド占星術のイコールハウス 】
楠 正晴
南インド式ホロスコープ
インド占星術において、北インド方式と南インド方式とではホロスコープの形が異なります。どちらの方式を使用してもかまいませんが、ここでは南インド方式をご紹介します。南インド式のホロスコープは、星座の位置が固定されていて、ホロスコープの左上の角に必ず魚座が位置します。そして、そこから時計回りの方向に、牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座の順で配されます。
| 魚座 |
牡羊座 |
牡牛座 |
双子座 |
| 水瓶座 |
南インド式ホロスコープ
時計回り |
蟹座 |
| 山羊座 |
獅子座 |
| 射手座 |
蠍座 |
天秤座 |
乙女座 |

シンプルで、もっともよく機能するハウス
もっとも基本的なインド占星術のハウス方式は1つの星座全体が1つのハウスになるイコールハウス(均等ハウス)方式です。1つのハウスが複数の星座にまたがるプラシーダス方式やコッホ方式と違い、この『星座=ハウス』のイコールハウス方式は、シンプルですが、実用性の高いハウス方式で、とてもよく機能しています。
このイコールハウス方式は、それぞれのハウスの幅が均一なので、大雑把なのではないかという批判も一部にはありますが、それは完全に誤りです。インド占星術では、複数の分割図(ヴァルガ・チャート)を併用します。これは通常のホロスコープを調波によって細かく分割したもので、人生のあらゆる分野について分析できるものです。この分割図は、アセンダントの度数の微妙な違いによってかなり違ったものになります。
※生まれたとき、東の地平線にあるポイントをアセンダントと呼びます。このアセンダントは、その人自身を表すとても重要なポイントです。占星術は、このアセンダントの星座と度数を特定することからスタートします。
※インド占星術のイコールハウス方式では、西洋占星術で一般的に使用されているトロピカル星座帯ではなく、必ずサイデリアル星座帯を使用します。
※プラシーダス方式やコッホ方式をはじめとする西洋占星術のハウス方式では、12のハウスの幅がそれぞれまちまちで、ハウスは複数の星座にまたがっています。
アセンダントが水瓶座に位置する場合
インド占星術のイコールハウス方式では、アセンダントが入る星座の0度から30度まですべてが1室となります。その次の星座が2室、その次が3室、・・・、そして最後の星座が12室となります。たとえば、アセンダントが水瓶座に位置する場合、水瓶座が1室、魚座が2室、牡羊座が3室、・・・、最後の山羊座が12室となります。この場合、たとえば、水瓶座に在住する惑星は、どの惑星も、その度数にかかわらず、1室の在住星となります。また、魚座に在住する惑星はどの惑星でも2室の在住星となります。
南インド方式のホロスコープは星座の位置が固定されていますから、ホロスコープには星座名を記入しないのが普通です。また、ハウスについても、アセンダントが決まれば他のハウスも決まるので、通常はアセンダントの位置だけを記入して、それ以外のハウスの番号は記入しません。
2室
魚座 |
3室
牡羊座 |
4室
牡牛座 |
5室
双子座 |
1室
水瓶座 |
(例) アセンダントが
水瓶座に位置する場合 |
6室
蟹座 |
12室
山羊座 |
7室
獅子座 |
11室
射手座 |
10室
蠍座 |
9室
天秤座 |
8室
乙女座 |
←前の記事へ 次の記事へ→ 占いコラム アストロナインの占星術トップ
|